私が1月23日にブログに書いた「東京オリンピック組織委員会の役員報酬は年間2400万円!」と言う投稿に対して、「森会長は無報酬なのですか?」と言うコメントを頂きました。それで、コメントの返信に「それは表向きで、政治家を引退していた森会長が、オリンピック関連企業から多額の政治献金を集めている。」と書きました。私が森会長の無報酬問題を調べた記事は2018年~2019年当時の複数の記事で、「2012年に国会議員を引退しているにも関わらず、その後も政治資金管理団体を存続させて税金の掛からない政治献金を2017年まで集めていた。」と言う内容でした。森さんは、オリンピック組織委員会の会長職を務めていたからこそ、現役の国会議員よりも多額の政治献金を集められたと思うのでオリンピックの私物化に近いと思う。
今回、「NEWSポストセブン」2020年02月15日付の記事で「『無報酬』と胸張った森喜朗氏、五輪納入業者などから年6000万円献金」と言うのを読んで、無報酬のカラクリの一端が現れたのかなぁと思いました。高須克弥院長や橋下徹さんが女性蔑視発言の森会長擁護で「無報酬で働く病身の高齢者にひどい仕打ち」と言っておられます。橋本さんは他にも「7年にわたる大変なオリンピックの準備業務に対して、(森会長に)われわれ国民は感謝しないといけない」とまで言っておられますが、2012年の政治家引退以降も国会議員ではない森さんが政治資金管理団体の会長に収まり、幾つものオリンピック関連企業から政治献金を集めまくっていたことは何も思わないのでしょうか?国会議員を引退した人が、その後も企業から政治献金を集める目的は何で、誰の為に何に使われたのでしょうか?
以下の記事は2020/02/15付の「NEWSポストセブン」より抜粋転載しました。元記事はコチラです。
「無報酬」と胸張った森喜朗氏 五輪納入業者などから年6000万円献金【2020/02/15 記事】
女性蔑視発言をきっかけに、五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任することとなった森喜朗氏。森氏は自著『遺書 東京五輪への覚悟』(2017年 幻冬社刊)に、組織委の仕事は「無報酬」であることを誇らしげに記していた。
だが、その“ボランティア精神”は本当なのだろうか。森氏は2012年に政界を引退したが、自身の政治資金管理団体「春風会」は2017年まで存続した。その収支報告書を見ると、組織委会長に就任した2014年1月以降も多額の資金を集めていたことが分かる。
2014年は年間で6000万円超の収入があり、そのうちパーティー券収入は約5200万円。2016年にはザ・プリンスパークタワー東京の忘年会で一度に4902万円のパーティー券収入を得ている。政治資金規正法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。
「収支報告書を見ると、プリンスパークタワーのパーティー券の購入者数は608人で、企業や団体が買ったと推測できる。現役の国会議員以上の集金力です。
引退後も2014~17年まで自民党最大派閥の清和政策研究会へ計1300万円の献金を続けており、政界に大きな影響力を維持していたことが想像されます」
今回、「NEWSポストセブン」2020年02月15日付の記事で「『無報酬』と胸張った森喜朗氏、五輪納入業者などから年6000万円献金」と言うのを読んで、無報酬のカラクリの一端が現れたのかなぁと思いました。高須克弥院長や橋下徹さんが女性蔑視発言の森会長擁護で「無報酬で働く病身の高齢者にひどい仕打ち」と言っておられます。橋本さんは他にも「7年にわたる大変なオリンピックの準備業務に対して、(森会長に)われわれ国民は感謝しないといけない」とまで言っておられますが、2012年の政治家引退以降も国会議員ではない森さんが政治資金管理団体の会長に収まり、幾つものオリンピック関連企業から政治献金を集めまくっていたことは何も思わないのでしょうか?国会議員を引退した人が、その後も企業から政治献金を集める目的は何で、誰の為に何に使われたのでしょうか?
以下の記事は2020/02/15付の「NEWSポストセブン」より抜粋転載しました。元記事はコチラです。
「無報酬」と胸張った森喜朗氏 五輪納入業者などから年6000万円献金【2020/02/15 記事】
女性蔑視発言をきっかけに、五輪・パラリンピック組織委員会会長を辞任することとなった森喜朗氏。森氏は自著『遺書 東京五輪への覚悟』(2017年 幻冬社刊)に、組織委の仕事は「無報酬」であることを誇らしげに記していた。
だが、その“ボランティア精神”は本当なのだろうか。森氏は2012年に政界を引退したが、自身の政治資金管理団体「春風会」は2017年まで存続した。その収支報告書を見ると、組織委会長に就任した2014年1月以降も多額の資金を集めていたことが分かる。
2014年は年間で6000万円超の収入があり、そのうちパーティー券収入は約5200万円。2016年にはザ・プリンスパークタワー東京の忘年会で一度に4902万円のパーティー券収入を得ている。政治資金規正法に詳しい神戸学院大学の上脇博之教授が指摘する。
「収支報告書を見ると、プリンスパークタワーのパーティー券の購入者数は608人で、企業や団体が買ったと推測できる。現役の国会議員以上の集金力です。
引退後も2014~17年まで自民党最大派閥の清和政策研究会へ計1300万円の献金を続けており、政界に大きな影響力を維持していたことが想像されます」